発光ダイオードの電流電圧特性を調べよう

高校物理の実験シリーズ。発光ダイオード(LED)の特性を調べ、回路に応用しましょう。

まめしば
まめしば

非線型抵抗の学習になるよ。

準備

準備物:赤色LED、抵抗220Ω、電流計と電圧計、可変電源等

すべて通販で買えます。抵抗はセットで買っておくと、いろいろ使えます。


OSOYOO 金属皮膜抵抗器 抵抗セット 10Ω~1MΩ 30種類 各20本入

あるいは初心者セットみたいなのも有用です。


WayinTop 開発ボード用センサーキット 電子工作キット スターターキット

電流計や電圧計は、デジタルテスタ等でよいです。以前紹介したオシロがあれば電圧計としても使えます。


DSO-TC3 オシロスコープ

可変電源も通販で見繕いましょう。しっかりしたものから、基板むき出しの廉価なものまでいろいろあります。

可変電源にLEDと抵抗を直列につなぎましょう。電流計を途中にはさみ、LEDの両端に電圧計をつなぎます。このとき電流計はLEDを流れる電流 $I$ を、電圧計はLEDにかかる電圧 $V$ を示します。

測定しよう

$I$[mA] と $V$[V] の値をよく見ながら、$V$ を0.1ずつ刻むように電源電圧をあげていきます。多分、$V=1.0$ あたりまでは $I$ はほぼゼロです。$V=1.2$ くらいから少し電流計が反応します。$V=2.0$ ならぼちぼちLEDも限界になってくるでしょう。横軸に $V$ 、縦軸に $I$ をとってグラフ化すると、指数関数のごときものになります。これがLEDの電流電圧特性です。

$V$$I$
0.00.0
$\vdots$
1.20.2
1.31.6
$\vdots$
1.915
2.032
結果の例

応用しよう

DC6V電源を使ってこのLEDを光らせたいとします。LEDと抵抗を直列につなぐとし、LEDに15mA流すことを想定するなら、上の表より1.9Vかかるため、残りの4.1Vが抵抗にかかります。よってオームの法則から抵抗値は273Ω程度を選べばよいことになります。

実際にLEDを使用するときは、このようにして抵抗を選定するのです。

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