緑色の鉱物を含む閃緑岩

北海道で採集したものです。

色指数的には石英閃緑岩と思われます。写真では分かりませんが、やや緑がかっていたため、暗緑色の角閃石が豊富な石英閃緑岩かと思いましたが、そう単純ではないようです。実態顕微鏡で見てみると、有色鉱物は黒雲母および角閃石です。それらの周囲に鱗片状の緑泥石を少し、柱状または不定形の緑簾石らしきものをたくさん認めました。岩石が緑っぽかったのはそのためです。

調べてみると、このようなことは実際にあるようです(詳細は参考文献へ)。ただ、参考文献に書かれている通りのものなのかは分かりません。本サンプルの緑色鉱物は有色鉱物の周囲に張り付いているのが多く、角閃石や黒雲母から変質したもののように見えます。一方、この閃緑岩ができたときから緑色だったという可能性を捨てていいのかも不明です。

参考文献

[1] 沢田 輝. 緑簾石 epidote. planetscope 岩石鉱物詳解図鑑. 2024/1/1アクセス

[2] 倉敷市立自然史博物館. 緑れん石 epidote. 2024/1/1アクセス

[3] 日本火山学会. 火山についてのQ&A Question #2478. 2024/1/1アクセス

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まめしば
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